同窓会会長　小森悠吾

主の平和

　本年度より本同窓会の会長に就任いたしました、34 回卒業生の小森悠吾です。

　会員数約 1 万人、60 年を超える歴史を持つ組織の 9 代目会長という大役を仰せつかり、身の引き締まる思いでございますが、歴代会長が築き上げてこられた伝統ある同窓会の更なる発展に向けて、誠心誠意務めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

　さて、皆様は、「ノートルダム学院小学校」という名前を耳にして、何を思い浮かべられるでしょうか。

ミッションスクール、徳と智、進学校、伝統と格式、御令嬢・御令息・・・

　時代によっても異なるのでしょうが、特に京都にお住まいの皆様には、「私にとっての『ノートルダム学院小学校』」がおありなのではないかと思います。そして、本同窓会の会員の皆様の中には、それをどこかこそばゆく、しかしながら、誇らしく感じておられる方が沢山おられることでしょう。

　3 世代に亘る時間の中で、松ヶ崎の地はすっかりと様変わりし、私たちの学び舎も随分と装いを変えました。多感な思春期を過ごす中学校・高校時代とも、青春真っ只中の大学時代ともまた違った、淡い夢物語のような不思議な時代です。卒業から何年、何十年も経ち、あの校庭を駆け回った無邪気な貴方は、記憶の底に静かに眠っているのかもしれませんね。

「同窓会を開催します」

　一通の葉書にざわつく胸、会場に着くまでの緊張感と高揚感、同級生の顔を見た瞬間に呼び覚まされる色鮮やかな世界、そしてまた踏み出す新しい一歩。

――――そんな同窓会を皆様とともに。

ノートルダム学院小学校同窓会会長　小森悠吾